読みかけの本の間に挟むしおりは、漢字で「枝折」とも書きます。これはもともと、山道などを歩く時に木の枝を折り曲げて道標にしていたことに由来し、「枝を折る」を名刺化したものです。英語では「ブックマーク」とも呼ばれています。一方、単行本や文庫本についている紐状のしおりは業界用語で「スピン」と呼ばれ、日本だけで使われる和製英語であります。その語源については諸説ありますが、英語で本の背を指す「スパイン(spine)」が転じたという説が有力であります。本日もよろしくお願い致します。加勢