私は気管支が子供の頃から弱く、体調を崩すと咳を良くしていた。
そんな私を見兼ねて、母が大根を薄く切った物を水飴に浸けて大根は食べ、その液を飲む…というか舐める?と良いとのことで作ってくれた。
そして、毎日食べ舐めた。
申し訳ないが、子供の私には凄く不味い。大根の辛さと水飴の甘さ。
そもそも水飴が嫌いな子供の私。
やたら甘い中に変な大根のサッパリ具合と微妙な辛さ。
でも、咳が酷くて、母が作ってくれたから苦手でも毎日口にした。
母の愛情の代物の水飴大根。
数日経つと効いたのか、咳が、段々と良くなって行った。
先人の知恵と母の愛情は侮れない。
大人になっても、やはり、咳は直ぐに出る方で、強い咳?が長引く。
余りに咳が酷くて嗚咽までしてしまい息苦しい。いよいよ病院に行ったら喘息と診断。
病院のお薬のおかげで普通に過ごしているが、季節の変わり目が内心怖い。
母の愛情を思い出して、水飴大根作ってみようかなぁ。