秋川の大好きな漫画やアニメをひたすら語る日記が意外にもお兄様方から好評いただいてまして、今回も秋川のオススメ漫画をご紹介します
今回ご紹介する漫画は【AIの遺電子】です
エーアイじゃなくてアイの遺電子と読みます
AIの遺電子は山田胡瓜さんという漫画家先生の作品で、去年アニメ化もされているSF系の少年漫画です
アニメもとても素晴らしいクオリティでしたが、AIの遺電子の魅力を全12話でまとめてしまうのはもったいないというか、尺が足りないと思ったので、原作の漫画の方が個人的にはオススメです
ちなみにAIの遺電子はSF漫画であり、医療漫画でもあります
簡単にあらすじをご説明しますと……
人工知能が発達し、ヒューマノイドと呼ばれる人型のAIが人間と同じように生活し、総人口の約1割がヒューマノイドとなった未来のお話しです
この漫画のヒューマノイドは、人間と同じように身体が成長し、食事や睡眠をして、学校に通ったり仕事をしたり、人間関係に悩んだり恋をしたりと、身体の作りが異なる以外は人間とほとんど同じなんです
人間とヒューマノイドの差別とかも本作の世界観にはほとんどなくて、人間とヒューマノイドが結婚することも珍しくありません
それくらい、ヒューマノイドが人間として当たり前に暮らしています
この漫画の主人公はヒューマノイドを専門に治療する医者の青年(人間)で、主人公の病院には様々な悩みを持ったヒューマノイドが訪れます
基本的には主人公が患者の悩みを解決していくといった、一話完結型のストーリーなので、ちょっと時間がある時にサラッと読めるのもオススメポイントですね
ちなみに主人公は表向きは小さな病院を経営するお医者様ですが、時には闇医者としても暗躍していて、非合法な治療でしか治せないような患者を担当する際は、名前を変えて極秘に治療したりします
ちなみに助手は女の子のヒューマノイドです
ここまで読んで気付いた方もいらっしゃると思いますが、本作はあきらかに【ブラック・ジャック】を意識して描かれています
単行本の帯にも「これぞ近未来版ブラック・ジャック」と書かれているので、作者さんもブラック・ジャックをリスペクトしていることが分かります
何よりタイトルがAIの遺電子ですもの
ブラック・ジャックはよくBJと略称されておりますが、Bの前はA、そしてJの前はIですよね……
ということは……AIの遺電子のAIは、ヒューマノイド=AIという意味の他に、ブラック・ジャックをリスペクトしているという2つの意味があったのです
あと、おそらくはAI=愛という意味もあると思います
これを知ったとき、秋川は感動しちゃいました
ネーミングセンスが素晴らしいですよね
AIというひとつの単語に複数の理由があるなんて、作者さんは聡明な方なんだろうなぁ
秋川は語彙力がないから、そういうセンスの良さに憧れます
ストーリーも本当に面白くて、SF漫画か医療漫画がお好きな方には特に刺さる作品だと思います
ちなみにAIの遺電子は本作の他に、主人公のその後を描いた【AIの遺電子RED QUEEN】と、主人公の過去を描いた【AIの遺電子BlueAge】という作品もありますが、まずは【AIの遺電子】から読むのがオススメです
読んで面白いなって思ったら、続編や過去編も気に入って貰えると思います
またやたらと長い日記になってしまいましたが、最後まで読んでくれたお兄様方、ありが